催眠療法は医師から受けることをお勧めします

被害者意識を捨てることは自己実現の第一歩

何か、不都合があると、その原因をすぐに周囲に求め、自己弁護して、自分に罪がないことを承認させようと必死になる人は、被害者意識の塊になってしまっています。病院にいくと、医者の対応に文句を言い、患者への対応が悪いと医療スタッフにクレームを言う、モンスター患者も被害者意識の塊です。心理療法やカウンセリングを受けると、そのカウンセラーを責めます。対応が悪いと批判を繰り返します。社会常識から見て、正当な批判やクレームであれば、建設的な行動になる場合もあります。ところが、被害者意識にとらわれている人というのは、相手の問題点を見つけることに必死です。どんな小さな問題も見過ごさず、それを問題視します。そして、自分は被害者なのだという結論に最後は落ち着くのです。そこに至って、安心感を得ているのです。

被害者になって、相手を攻撃するのが楽だから

被害者意識がなぜ、幸福になれない思考なのかといえば、それは自分の幸運と不運の原因を自分以外の存在にゆだねているからです。そこには自由がありません。不自由なのです。そこには運命を自由に切り開く主体的な我は存在しません。他者と言う不確実な存在の言動にたえずふりまわされる隷属者としての自分しか存在しないのです。自己実現や幸福は、自分の主体的な意志により獲得されるものです。その主体的な意志よりも強大な存在である周囲の他者を設定している限り、その人生脚本では、つねに敗者でしかありえません。被害者意識からの脱却は、心の苦しみから解放されるための第一歩なのです。

他人の思いも言葉もあなたを傷つけられない

自分を責めるのは完璧主義になった時です。完璧でないのが当たり前なんだと考える練習をして自分を責める思考をとりのぞくようにしましょう。そのためにも、できたことをふりかえり自分をほめてあげることです。できたこともあるし、できなかったこともある。それがあなたの本当の姿であり、どちらに焦点をあてるかだけの問題なのです。不愉快な言葉をあなたにぶつけてくる他者がいても、自分を主体にする思考の人は、それに左右されたりしません。他者は、他者の価値観と思考の枠組みからその言葉を出しているだけであり、それは他者側の問題であり、自分の問題ではありません。怒っているとか批判しているとか、攻撃しているというのは、他者の精神世界の中の物語で、自分には無関係なのです。ですから、他者が何を言おうが、聞き流せますし、腹がたつこともありません。言われた瞬間は不愉快でも、それ以上のことではなくなります。

他者との境界線をうまく引くことが大切

自分から見れば、ああ、この人は不愉快な言葉を周囲にぶつけることで自己を救おうと必死なのだなあ、というだけのことです。相手の問題ですから、「どうぞお大事に」という話です。あるいは「かなり重症ですね」というだけの話です。これ「自分を主体にする思考」であり、「他者を主体にする思考」とは違う自己確立された成熟した人格です。これを身に着けることができると、お釈迦様が言われたという「天上天下唯我独尊」という教えの意味がわかってきます。自分に感情が浮かんだら、その原因を見分けて下さい。ネガティブな感情が他者由来なら、「他者を主体にする思考」になっていることになります。他者の言葉は、他者の思考の結果でしかありません。あなたは他者の言葉によって傷つくという錯覚に陥っているに過ぎないのです。

あなたを規定するのはあなた自身

それを悟るのが「自分を主体にする思考」です。それはお釈迦様の「天上天下唯我独尊」に通じる悟りです。他者は他者の問題を生きています。あなたにダメージを与えてなどいません。あなたがダメージを受けたと思い込んだだけなのです。他者の精神世界で起きている問題と自分が同化しないように境界線を引く練習をしましょう。人と自分とのあいだに境界線を引くのです。「一線を引く」ということです。そうすれば、他者の言葉は意味を失い、あなたの心に刺さることなく跳ね返されてしまいます。刺さったのは自分が承認し受け入れたからです。一線を引くと、跳ね返すことができるのです。これで「傷つけられたと言うゲーム」をやめることができます。あなたは本当は傷などついておらず、ダメージも受けていません。他者の劣等感から生み出された批判や非難、攻撃、否定の言葉を、境界線を引くことで遮断しましょう。それは他者の問題だったのです。あなたの問題ではないのです。これがわかると、嫌なことがふりかかったら、「自分の不徳の致すところ」なんだなとさらりと受け止めて、流していけるようになります。「もしかしたら前世では自分が加害者だったのかもしれない」と理解しておくだけでいいのです。相手の言動からダメージをそのまま受けないためにも「自分を主体にする思考」で生きる訓練をして自分のご主人公になりましょう。「他者を主体にする思考」を捨て去る訓練をしましょう。
 

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