催眠療法は医師から受けることをお勧めします

コントロールゲームからの脱却

【質問】

息子は大学院に合格したのに行かないと言います。来年すごくレベルの高い院を受けなおすそうです。私の希望はそんなことよりも正社員で働き、恋人ができて家庭を持ち、健康で楽しく人生を歩んでほしいです。私は、自分の両親と確執があります。私は親孝行するために生まれてきたのではないと思ってます。今まで、ずっと怒られ、支配され、管理されてきました。私の幸せは、家族しだいだと思います。


【回答】

家族が幸せになって欲しいとの願いを自分の願いとして、神仏に祈ることは素晴らしいことです。しかし、正しく祈るには二つのポイントを押さえる必要があります。第一のポイントは、潜在意識の因果応報についてです。潜在意識というのは、自分がやったことが自分に返ってきます。自分が周囲に出したエネルギーが自分に戻ってきます。たとえば、あなたが自分の親に対して、反発を持っていて、親の言いなりにならないと強く思っているとします。すると、その出したエネルギーはそっくりそのまま自分に戻るので、今度は、自分がわが子から、反発されることになります。自分が親のいうことをきかないことを方針にしていると、わが子もまた親のいうことをきかなくなります。あなたが、自分の親に対して考えていること、接する時に腹の底で考えていること、それと同じことをあなたはわが子から思われることになります。あなたが自分の親に、こちらにうるさく干渉せず早く寿命を終えてほしいと思うなら、わが子もまたあなたに、うるさく干渉せず早く寿命を終えてほしいと思うことになるのです。あなたが親を憎んでるとすれば、わが子はあなたを憎みます。あなたが親を批判しているなら、わが子はあなたを批判します。


あなたが親の言いなりにならんぞと決めているならば、わが子はあなたの言いなりにならんぞと決めることになります。これが潜在意識の作用です。因果応報になっています。自分が出したものが自分に戻ります。もし、わが子と調和したい、仲良くしたいと願うのであれば、まず自分の親に対して調和し、和解し、仲良くし、そして許す必要があるのです。これが因果応報の法則です。あなたの親の言いなりになることがあなたの苦痛でしかないのと同じように、子どもから見て、あなたの言いなりになることが苦痛でしかないということに気づくことが大切です。子供の人生の最終的な責任はあくまでも子供にあります。どんな人生を生きるのも自由意志です。親といえども、わが子の人生を支配し、束縛し、操作することはできません。あなたは、自分の親から束縛や支配をされたからこそ、親によい感情を持てなくなったのではありませんか?もし、そうであれば、わが子に同じ苦しみを味わわせてはいけないわけですから、かかわり方は慎重であるほうがいいかもしれません。


あまり、親の期待や願望を押し付けられると、子供は居心地が悪く、束縛されたと感じ、ますます反発して、反対方向に進むかもしれません。あなたの概念の押し付けではなく、性格や長所にあわせてのびていけるようにサポートしてあげることはできませんか?早婚もいれば晩婚もいます。理系もいれば文系もいます。本人の得意分野を伸ばせば、幸せな人生を生きていけるのです。社交的で陽気な人もいれば内向的で内気な人もいます。デスクワークやパソコンのエンジニア、工学技術者など、社交性がなくても働ける職種も多種多様にあります。誰もが営業マンやセールスマンになる必要はありません。本人の個性をみとめ、得意分野に進ませるサポートが大事です。第二のポイントは、あなたの中にある、周囲を支配したいという願望についてです。「自分の幸せは家族しだい」と書かれていることからも、家族があなたの理想どおりになれば、あなたは幸せでしょう。しかし、それは「他者を自分の理念で支配する」ことであってはなりません。


あなたが親から支配されて、嫌な気分になったように、息子さんも、あなたが支配しようとすれば嫌な気分になるでしょう。家族全員が心から満足できるようにすることこそ、あなたも家族も幸せな、WIN&WINの関係ではないでしょうか?そのためには、子供の意志、夫の意志、親の意志、といった他者の思いを理解してあげる必要があります。不当に支配しようとする意志にはNOというべきですが、わが子や夫については、もしかすると、コントロールしようとしているのはあなたのほうかもしれません。そのコントロールしようという意図をいったん手放すと、わが子も夫も、ずいぶんと気持ちが楽になり救われたように思うのではないでしょうか?あなたの考えや意見を夫や子に伝えることはあなたの自由です。しかし、それを受け止めて、そのとおりにするもしないも、夫や子の自由意志にゆだねるべき問題です。それぞれの人生があり、それぞれの幸せがあります。ほんとうの家族とは、個々人が尊重され、自由意志を認められ、そのうえで、助け合い、支えあうものではないでしょうか?


親に支配されることがあなたの苦痛であったように、わが子もまたあなたの支配を苦痛だと感じているかもしれません。あなたは支配しているなんて思っていないかもしれません。しかし、あなたの親もまたそんなこと思ってなかったのかもしれません。そこで、「コントロールゲーム」から一度、離脱してみませんか。希望や意見を尊重してあげて、その長所や個性、特性を活かせる道を考えることに協力をしてあげるということです。このような理解の上で、祈りによって潜在意識を動かし、状況を好転させていけるよう努めてみることをお勧めします。

他者との関係と潜在意識関連ページ

催眠療法の音声教材
安全な催眠療法とは?信頼できる施術者とは?催眠療法の副作用とは?催眠療法でどのような効果が期待できるのか?
潜在意識の働き
聖書では最初に「言葉」があったと書かれています。言葉からすべてがはじまったというのです。これは、私達の潜在意識の働きそのものです。
「引き寄せ」の法則
引き寄せの作用には、「同類の別物」を引き寄せる、という不思議な働きがあります。



※著作権は放棄していません。ウェブサイト上の画像・文章などの転載、引用はお断りいたします。