心理療法とアサーション
自己愛性パーソナリティ障害の人にはアサーションが通じにくい
すべては相対的なものごとなので、相手次第というところもあると思います。反論をすべて攻撃であるとうけとめる自己愛性パーソナリティ障害の傾向がある人の場合は、どんな言い方をしても、難しいかと思います。そのような偏りがない健全な人格の人であれば、反論を受容する寛容性があるはずです。相手の傾向を観察しながら、少しずつ反応を試していき、無理そうなら、あえて自分を主張しないのも手です。もちろん必要な場合は衝突も避けられないですが。ちょっとでも違うことをいうと必死で言い返してくる人は、本心では自分の信念に自信がなく、揺らぐことを恐れていることもあるでしょう。あるいはぜひ自分の概念を理解してもらいたくて、全部ひととおり言い終えないと収まらないため、まくしたてていることもあるでしょう。すべて相手次第ですので、どうしてあげたら、相手が納得し、問題解決の流れに乗れるかを考えていけばよいと思います。
相手に左右されない自分を確立する
自分の甘えを受容してくれる人であるのか、そうでない人であるのかで、対処を変えてもよいのではないでしょうか。相手をよく見て、どうしたら相手が心から喜んでくれて、心から納得してくれるかと考えていけば、アサーションテクニックを使うのが良いか、別の方法にするのが良いか、ある程度はわかるようになるのではないでしょうか。理不尽にこちらの領域に侵入してくるようなエゴの強い相手に対しては、はっきりと拒絶し、防衛せざるを得ないような議論の場ももちろんあるでしょう。そういった状況でない限り、アサーションをふまえて、自分が明るく上機嫌でいれる工夫をしていれば、たいていの場合はスムーズに進むかと思います。
下記の無料メールセミナーでは、潜在意識の働きについて、詳しく知ることができます。潜在意識の働きから人生の問題解決の方策まで広く解説しています。
アサーション関連ページ
- 自己催眠
- 自己催眠で行動修正することで自ら欠点を改善させることも可能です。
- 潜在意識の完全活用
- 潜在意識の働きは原因と結果の法則で成り立っています。自分が出したものが自分に戻る仕組みです。
- コミュニケーションの仕方
- 対人関係のトラブルを避けるには、コミュニケーションは、あからさまに言わない訓練が必要となります。
- 自分に暗示をかける
- 自分に良い暗示をかけるための考え方の基本は解決志向性を持つことにつきます。
- 被害者意識が不幸にしている
- 被害者意識は、開運や自己実現にとって、もっとも有害な思考です。被害者意識に入り込んでいる限り、問題解決のあらゆる 方法が機能しなくなるのです。
※著作権は放棄していません。ウェブサイト上の画像・文章などの転載、引用はお断りいたします。